--

--

コメント

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

このコメントは管理人のみ閲覧できます

10

30

01:44

ケイン

コメント、ありがとうございます。
こうして数年空いてもまた来ていただいたことに感謝です。
なんだか良く分からないサイトになってますが、たまに覗いていただけると幸いです。

11

05

23:45

管理者にだけ表示を許可する

この記事のトラックバックURL

http://fearlesshawk.blog.fc2.com/tb.php/114-1d3e0438

09

20

コメント

クロフェSS17

リハビリがてら。

最近、企画書やプロットや脚本はかなりの量を書いているのですが、普通(?)のSS的なものはマジで半年書いていなかったので、妙に戸惑いました。

しばらくリハビリしないと駄目っぽいぽい。オチがすげぇ弱いにすげぇ短い話ですいません。

続きからどぞー。


 はじまりは、ほんの些細な一言からだった。

「クロノ。それ」
「ん?」

 フェイトの声に呼ばれるようにして、クロノは顔を上げた。
 身を乗り出した義妹の顔が視界を埋めた。
 驚くままに身を引こうとするが、眉目秀麗な妹は、義兄の心境なんて眼中に無い様子で手を伸ばしてくる。
 なんだ、スキンシップか。だが、ここは職場。アースラの艦長室だ。自宅のリビングや自室ではない。
 クロノが嗜めようと決めると、フェイトが眼を何度も瞬かせた。珍しい生物でも見つけたような反応だった。
 彼女の眼はクロノの顔ではなく、頭に向けられている。伸ばした手も、彼の黒髪に触れようとして、空で止まっていた。

「あの、クロノ」
「なんだ。というか君は何をしようとしているんだ?」
「あ、ああ、ごめんなさい。髪にゴミが付いてるように見えて、取ろうと思ったんだけど」

 フェイトの説明は何とも要領を得られなかった。
 彼女は言葉を切ると、止めていた指を再び動かして、クロノの髪を摘んだ。そして、そのままぷつんと千切る。

「っ……おい、フェイト。だから一体何を」

 眼を細めるクロノの眼前に、フェイトが千切った髪の毛をすっと差し出した。何となく、申し訳無さそうな素振りである。
 何の前触れも無く千切られてしまったその髪は、白かった。そのまま大気の中に溶けて消えてしまいそうなほどに、真っ白だった。
 疑いようもなく、白髪であった。



「この歳で白髪とは……」
「クロノは、ほら、ずっと苦労して来てたから」
「別に自分から好きで苦労していた訳じゃないんだが。フェイト、他にもあるか?」
「今診てる。動かないでね?」
「……動きたくても、動けないぞ、この体勢は」

 義妹の熟成を迎えた胸の谷間に後頭部を埋めながら、クロノは溜息をついた。
 ソファに腰掛けたフェイトが足を開いて、できた空間にクロノが座って彼女に背中を預ける。自宅ですらやらない、実に弛緩し尽くした姿である。エイミィどころか、リンディやアルフにだって見せられない。
 後頭部は今だかつて感じた事の無い、形容不能の柔らかさに包まれている。いくらフェイトから提案されたとはいえ、これはなんというか、精神衛生上宜しくない。

「こういう事を繰り返すから白髪ができたのか……?」
「こういう事? あ、もう一本発見」

 小さな痛みと共に白髪が抜かれる。髪の毛を梳くように白髪を探索する義妹の指はどこまでも気持ち良く、眠気を誘う。

「こういう事はこういう事だ。分からないか?」
「じゃ膝枕にする?」
「変わらないだろう」
「クロノ、我侭」
「君もだ。そもそも白髪は抜くと良くないんじゃなかったか?」
「それ、都市伝説だよ。だからといって抜いても変わらないんだけど」
「じゃあこれはやる意味が無いだろう」
「白髪の原因は加齢の他にストレス。若白髪なんて特にそう」
「詳しいな」
「これでも女の子ですから。はいもう一本」
「ストレスか。それなら君も相当だろう。僕のが終わったら、次は君だ」
「え。わ、私は大丈夫だよ。私よりはやての方が大変というか」
「じゃはやてにしてあげようかな。今と同じ体勢で」

 肩越しにフェイトの顔を覗く。柔らかな乳房の向こう側に、眼を眇めて不機嫌そうにする義妹の顔が見えた。

「知ってて言ってるでしょ」
「昔から君達には苦労させられる。今後もそれは変わらないだろう。ささやかな復讐さ」

 肩を震わせて笑ってやった。すると、白髪を一本抜くどころではない痛みが頭皮を襲った。

「クロノなんてハゲちゃえ」
「なにさらっと実践してるんだ君は! こらやめろ! バインドまで使うか!?」
「クロノ、バインドはかけるのも解除も得意でしょ? 最近訓練もできなくて鈍ってるって言ってたから」
「こら、痛いぞフェイト!」

 髪の毛を引っこ抜かれる地味な痛みのせいで、バインド解除が上手くできない。
 黙っていれば天国だったのに。己の口の迂闊さを呪いながら、クロノはいそいそとバインド解除に集中した。






スポンサーサイト

このコメントは管理人のみ閲覧できます

10

30

01:44

ケイン

コメント、ありがとうございます。
こうして数年空いてもまた来ていただいたことに感謝です。
なんだか良く分からないサイトになってますが、たまに覗いていただけると幸いです。

11

05

23:45

管理者にだけ表示を許可する

この記事のトラックバックURL

http://fearlesshawk.blog.fc2.com/tb.php/114-1d3e0438

プロフィール

ケイン

Author:ケイン
ゲーム会社勤務のシナリオライター。
趣味はサバゲー。

報告書閲覧数

検索フォーム

QRコード

QR

Designed by

Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。